動画レッスン「ペンタトニック・スケール攻略法」その1
- Mojo
- 2019年6月23日
- 読了時間: 2分
ギタリストがアドリブにチャレンジする時、まずはペンタトニック・スケールからというのが一般的ですよね。
そして多くの人がまずはAのマイナーペンタということで、このポジションのフォームを覚えるかと思います。

6弦5フレットのAをルートにしたこのフォームは人差指のポジションがずっと5フレットにあるということでギタリストにとっては非常に理解しやすく、実に都合のいいフォームだと言えます。
確かに典型的なBLUESロック系のフレーズなら大体このポジション・フォームで弾けてしまうのですが、多くの生徒さんから相談を受けるのが、このベーシック・ポジションから身動きが取れない、ローポジションからハイポジションまでもっと使って弾けるようになりたい、ということです。
一般的にはこのスケールの構成音を指板上にプロットしたもの・・・

・・・を以下の様にボックスポジションとして各パターンを覚えなさいという話になると思うのですが、





これらボックスポジションを覚えるだけでは運指が垂直方向、タテ方向に上下するのみであることに変わりないので、それだけではあまり実践的ではないと思います。
一番大事なのは滑らかなフィンガリングで音を紡ぎながら指板上を水平方向、ヨコ方向に移動出来ることです。
そこで、個別のポジションというよりもローポジションからハイポジションまで連結した配列としてフィンガリングの移動含めた流れを覚える方がより実践的なアプローチかと思います。

そうするとフィンガリングのバリエーションが増えますので、例えば最初のベーシック・ポジションで弾けるフレーズも、同じ音使いながら違うニュアンス、違う節回しで弾くことが可能になります。
これだけで表現の幅がだいぶ広がりますよね!
ではまた!