Fender Japanのネック指板R変更&フレット交換承ります!
- Mojo
- 2019年5月13日
- 読了時間: 4分
Fender JapanのST57やST62、TL52やTL62といったストラトやテレの
ビンテージモデルは木工加工的に本家USAに負けず劣らず楽器としての
出来が良いため中古市場でも未だに人気が高く、
また愛用していらっしゃる方も多いと思います。
これらはビンテージスペックを踏襲しているため、
指板Rもカーブがきつい7.25(インチ)が採用されています。
この7.25Rがビンテージトーンのニュアンスを出す一因であるのは事実ではありますが、これを弾きこなすには弦高をかなり高めにセッティングしないとなりません。
そうしないとハイポジションでのチョーキング時に音詰まりがおきてしまいます。
しかしご存知のように弾きやすさ弾き心地は弦高でかなり変わります。
一般的に弦高が高ければ弾きにくいと感じ、低ければ弾きやすいと感じられますし、単に感覚の問題だけではなく現代的な演奏アプローチでは弦高を低めにセッティング可能であることが求められます。
つまり7.25というRは決してオールマイティーな仕様ではないのです。
実は最近のFender USAの「ビンテージ・タイプ」モデルの指板Rは9.5とより緩やかなモダンな仕様になっていますし、同社アーティスト・モデルの代表格と言っていいEric Claptonモデルは最初から指板Rは9.5なのです。

逆に言うと7.25Rというスペックをもったギターを探そうと思ったら今や本物のビンテージFenderかFender Japanしか選択肢がないともいえます。
こだわって7.25Rがいいという方はともかく、Fender Japanの弾きにくさ、扱いづらさというのもこの7.25Rに起因すると言えます。
というわけで思い切って指板Rを変えてみませんか?
おすすめは
・9.5R:Fenderらしいタッチニュアンスを残しつつモダンでストレスのない弾き心地を得られます
・12R:Les PaulやES-335といったGibsonと同スペックで弦高もかなり低くセッティング出来ます
指板Rの変更はその作業に伴ってフレット交換も必要になりますのでせっかくですからフレットにもこだわりましょう。
おすすめは
・Jescar #55090:Jim Dunlopの#6105相当でFenderよりほんの少し太めで山もしっかりしたタイプ~SuhrやDon Grosh、Tom Anderson等のハイエンド系でデフォルトとなっているフレット。イントネーションが綺麗に出ます。
・Jescar #57110:Jim Dunlopの#6100相当のいわゆるジャンボ・フレット~なんといってもスティーヴィー・レイ・ヴォーンが使用したことで一躍人気となったサイズ。
よりスムーズなフィンガリング感覚が得られます。
指板Rもそうですがフレットの違いもかなり弾き心地に影響します。 Fender Japanに付いていた純正フレットよりタッチ・ニュアンスは確実に出しやすくなります。
さて、気になる費用の方ですが、
62タイプ(ローズ指板、バインディング無し)のネックなら ・指板R変更(9.5もしくは12) ・フレット交換(Jescar #55090もしくは#57110のニッケルシルバー) ・ナット交換(牛骨もしくはTASQ*上記作業した場合ナット交換は必須となります) ・最終セットアップ調整(Fender系はここで楽器の鳴りが決まります) 以上一式で35,000円(税込37,800円)!
一般的な相場ではフレット交換だけ頼んだ場合でも40,000円前後、上記一式の作業を依頼すると60,000円前後の見積りになるかと思います。
楽器の目利きのプロとして仕事をしていた私のネットワークを通じ、私がネックの状態を見極めた上で信頼できるリペアマンに必要十分な作業とパーツに絞って作業を依頼、最終セットアップは私が責任をもって行いお客様の窓口となることによってこのリペア料金が可能となっております。
「ジャパンに3万4万かけるのかぁ・・・」 とお思いの方もいらっしゃるかもしれませんが、前述したように木工加工の部分においてFender JapanはUSAとなんら引けを取りません。 マスタービルダークラスの楽器を購入しようと思ったら30万以上すると思いますが、Fender Japanをモディファイすればそこまでお金をかけずともそれに匹敵するレベルにまでもっていくことが十分可能であることを私は経験上よく知っています。
納期は目安として2週間~1か月程度(込み具合によります)。
前述62タイプ以外の料金はこちらになります。

*指板R変更なしのフレット&ナット交換も承ります
あなたのFender Japanを是非生まれ変わらせましょう!
Comentários