Jazz/Funkセッション定番曲その2
- Mojo Yamauchi
- 2015年7月10日
- 読了時間: 2分
・Just The Two Of Us
基本的にⅥ-Ⅴ-Ⅰのグルグルまわしのコード進行は
「Two Of Us 進行」なんて呼ばれてまして、
セッションでもループ・ネタとして頻出します。
椎名林檎さんの「丸の内サディスティック」はほぼ同じ構造ですね。
・Brown Suger
こちらもループ・ネタとして人気の曲です。
|Em9 A7 |Bm7 F7(9) |
Ⅳ-Ⅶ-Ⅰの進行なのでこの場合キーはBmが正解なのですが、
なぜか出だしのⅣのEmがキーだと勘違いする人も割りといるようです。
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ちなみに最後のF7は「♭Ⅴ7」ですが、
出だしのEmに戻る際のドミナントモーションとして考えられるB7の
いわゆる「裏コード」になっています。
もしかしたらそこを「♭Ⅱ7」だと感じてキーを取り違える人がいるのかもしれません。
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・Sunny
Soulクラシックの名曲ですね。
Sly and The Family Stoneの「If You Want Me To Stay」も
このSunnyの進行を下敷きに作られたと言われています。
しかしこの動画、Pat Martinoのギターソロが熱いけど長すぎ(苦笑)
セッションじゃ確実に嫌われるタイプです(爆)
ソロ引き継がれたジョンスコも「この後で俺がさらにギターソロ弾くの?」って感じで
困惑してる感ありありなのが笑えます。
でもその後6:30くらいからのJoey Defrancescoのオルガン・ソロは最高にクールですよ!
・So What
このバージョンはまさにJazz/Funkですねぇ。
いわゆるモード期のマイルスの曲で、この曲のテーマメロはドリアンってことになりますが、
まあ早い話が曲としては「コード一発もの」です。
*途中で半音上がってまた戻りますけど
なので一発ものでのバッキングのアプローチとか参考になりますね。
・All Blues
・Straight, No Chaser
・Billie's Bounce
こちら3曲は全て12小節のBlues/Jazz Bluesの進行です。
6/8や4ビートで演ればそのままJazzセッション突入ってところですが、
目先を変えてテーマメロディは使っても8ビートや16ビートでファンキーに演るのも面白いと思います。
・Take Five
これまた超有名曲ですね。
5拍子の曲なので普通にトライしてもなかなか元曲のイメージから逃れられません。
何とか打破しようと途中で「ミッション・インポッシブル」のテーマをぶち込んでくる人もいますw
そこでやや邪道ではありますが、
いっそ4拍子にアレンジして演るのもセッションだと面白いと思います。